アスベスト(石綿)はいろいろな繊維状鉱物のうち工業的に使用されてきた鉱物郡の総称で代表的なものには蛇紋石に属するクリソタイル(白石綿)角閃石に属するアモサイト(茶石綿)クロシドライト(青石綿)などがあります。これら石綿は耐磨耗性、耐熱性、耐薬品性、絶縁性など優れた特性をもっており、安価であることから大量
に輸入され、その多くは建築資材として使用されてきました。しかし昨今のニュースでも取り上げられているように、人体への有害性が認められ、現在では労働安全衛生規則及び特定化学物質障害予防規則において、アスベストの規制対象範囲が拡大し、1%を超えて含有するアスベスト製品まで対象とすることとなりました。
今後、石綿が大量に輸入されていた時期(1970年代後半〜1980年代)に建てられた建築物の耐用年数が過ぎ解体や改修の作業が増加する事が予想されおり。石綿粉じんばく露を防止するための十分な対策を講ずる必要があります
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